この記事は、川崎汽船の中途採用(総合職)の最終面接レポートです。
川崎汽船の中途選考フローは、以下になります。
一次面接の体験レポートはこちら↓↓↓
川崎汽船 最終面接 内容
一次面接と同様、平日に川崎汽船の本社の飯野ビルで面接でした。
指定されたフロアへ上がり、受付の電話で到着をお知らせします。
一次面接と同様の人事の女性の方に迎えに来ていただきました。
前回とは異なり、エレベーターで階を上り、会議室の前まで案内して頂きました。
面接官が中で待っているので、ノックして入ってください、とのことです。
てぃー次郎と申します。本日はどうぞ宜しくお願い致します。
よろしくお願い致します。お座りください。
面接官は3名でした。
常務執行役員、専務執行役員、人事部長です。
川崎汽船というと、体育会ゴリゴリのイメージがありますが、ごくごく普通の方々でした。
(野村不動産の役員たちは、威圧感とオーラしか感じなかったことに比べると。)
基本的に人事部長が質問をして、私が答え、気になる箇所があれば役員が掘り下げる、というスタイルでした。
この際、人事部長が常に役員の反応を非常に意識していることが妙に気になりました。
早速ですが、なぜ転職活動されているのでしょうか。
現職では、担当する市場が国内に限定されているため、「世界中の人々により良い暮らしを提供したい」という目標に対して、国内にしかアプローチできないからです。
なぜ海運業界の企業を受けていらっしゃるんですか。
「世界中の人々により良い暮らしを提供したい」という目標に対して、世界規模でアプローチできると考えているからです。
モノ作りに強みを持つ日本は、自動車などを海外へ運ぶ一方、資源に乏しいので、石油などを船で海外から持ってきます。モノをその価値が最も発揮される場所・人に運ぶことで、世界というフィールドでの最大調和を実現するのが、海運です。この最大調和こそが、あらゆるニーズを持つ世界中の人々の生活を豊かにすることができるからです。
わかりました。
今働かれていて、やりがいは感じますか。
やりがいを感じます。
営業として、お客様の企業活動がより良いものとなるよう、自社製品を通して様々なご提案をさせて頂いてます。
営業以外にも、様々な社内イベントにも積極的に参加してます。
今の仕事もやりがいはあるが、舞台はグローバルに、といったところなんですね。
弊社に入るかは別として、10年後はどのようになっていたいですか?
漠然とした質問だと思いましたが、
川崎汽船が求めているキャリアに沿った答えを心掛けました。
グローバル環境で経営スキルを身に着けたいと思っています。
まず、お客様に近い現場で顧客ニーズを掴みたいです。その後、マネージメントとして周囲をまとめながら、収益を高める努力をすることで、顧客への良いサービス提供と、自社利益向上を実現したいと考えます。
ちょっと何言っているかわからないですね。
ここで専務から質問を受けました。
弊社に入ったら、何の仕事やりたい?
営業職に就きたいです。
顧客を理解することが、今後のキャリアに活きると考えております。
営業って大変だけど、どういった強みを持ってますか。
私の強みは、「行動力を基盤とした対人折衝力」です。
営業活動でも、行動力を活かし、最終的に上位1桁という成果を出しました。
営業以外では、メンバーをまとめた経験があります。持ち前の行動力で、1対1のコミュニケーションを重視し、全体最適へとチームを導きました。
次に、常務より質問が続きました。
少し話が変わるけど、
大学時代は何の勉強してましたか?卒論とか書きましたか?
学生時代の勉強の話を聞かれたのは、初めてでした。
社会学領域のゼミに入っており、○○に関する論文を書きました。
結構勉強はやっていた方ですか?
いえ、どちらかといえばやっていない方です。
和やかな雰囲気だったので、正直に言いました。
面接官も笑っていたので、セーフだと思います。(たぶん)
ここからは、役員たちから矢継ぎ早に質問を受けました。
先ほど、グローバルと言っていたけど、海外は頻繁に行くのですか?
留学など長期滞在はありませんが、旅行では良くいきます。
直近で行った国はどこですか?
どういう刺激を受けましたか。
カンボジアに行きました。
タクシーをチャーターしたのですが、ドライバーと仲良くなり、刺激を受けました。彼には小学生の一人息子息子人いるのですが、大学まで行かせたい。だから、今から英語・日本語・中国語の学校に入れているそうです。学費を払うために、1年間で休みは2日間しかない、とのことでした。
カンボジアの街は活気に溢れていたのですが、裏ではこのような人々の頑張りがあるのだと感じました。
どう刺激を受けたのかは自分でも不明ですが、
面接官の食いつきはとてもよかったです。
駐在とかは興味ありますか?
はい!あります。
こちらからの最後の質問ですが、
本当に今の会社を辞めても良いんですか?
はい。自らの夢達成のため、覚悟したうえで、本日に臨んでおります。(少し大きな声で)
では最後に逆質問などありますか。
御社は環境に優しい運行を実現するなどで、差別化を図っていると思います。一方で、業界他社は液化天然ガス事業にて、かなりの金額を投資してFSRUなども取り組んでおり、多様な顧客ニーズを満たしております。御社も今後、一定規模の投資をした新しいビジネスの挑戦などは考えておりますでしょうか。
川崎汽船は業績が思わしくなく、財務状況もよくありませんでした。
しかし、一方で商船三井などは多額の投資をして、
FSRUなどのLNGビジネスやICTを活用した運行など、さまざまなチャレンジをしています。
そのような状況を役員はどのように考えているか、伺いたました。
FSRUなどは、今後必要だと考えています。
今、ガーナでFPSOなどにも取り組んでいます。一気にFSRUもやる、とはできないので、順を追ってだと思います。
はい。良く分かりました。
本日の面接は以上になります。結果は追ってお伝えいたします。
本日はありがとうございました。
面接の雰囲気は終始よかったですし、
こちらの回答に対しても面接官が首を傾げたりすることはなく、
頷いていることが多かったので、何となく受かったかな、と思いました。
ひとまず川崎汽船は全ての選考を終えました。
川崎汽船 最終面接 結果
最終面接は、役員がOKを出すかどうかだけなので、すぐに結果が来ると思っていました。
しかし、翌日、翌々日と待ってもまだ結果が来ません。
ダメだったのかな・・・と思いだしましたが、面接の5日後、
仕事からの帰り道にエージェントから電話で連絡がありました。
川崎汽船の件でご連絡致しました。
おめでとうございます!
ご内定です!
内定通知書を別途メールで送信させて頂きますのでご確認ください。
本当におめでとうございます!!
なんと、、、受かっていました。
なかなか連絡がこず自信を無くしていたので、素直に嬉しかったです。
川崎汽船というと、新卒採用でもかなり人気で、
体育会系で商社とかには縁が無かった準エリートが行く、というイメージだったので、
そのような人気企業に中途で僅か2回の面接で内定を頂け大変光栄でした。
以上、最終面接編はこれにて終了です。
今回の内定で頂いた諸条件、現職を辞めて入社承諾するかの葛藤に関しては、
以下の記事に書きましたので宜しければご覧ください↓↓