この記事は、ボストンコンサルティンググループ 中途採用の一次面接のレポートです！
BCGに関しては、コンサルに特化したエージェントを通して受けました。
BCGは、Teir1の戦略コンサルであり、難易度が高いのですが、
昨今採用を強化していることもありチャンスです！
選考フローとしては以下になります。
まれに二回目の面接で内定が決まることもあるらしいです。
（その場合は、二回目の面接官がパートナーとのこと）
エージェント経由で応募して頂いた後、Webテストの案内を受けました。
BCGのwebテスト通過率はコンサルの中でも比較的高く、
応募者様の70%は通過します！
形式はSPIになります。
参考書を2周くらいこなし、受験しました。
Webテスト勉強法はこちら↓↓↓
見事Webテスト通過です！
一次面接の案内が来ました！
一次面接は、平日限定ですがWeb面接とのことでした。
BCG面接対策
面接対策として「なぜBCGなのか」にですが、以下のように考えました。
一方私も、技術力のある日系企業のプレゼンスを向上させたいと考えている。現在〇〇という日系企業にいる中で、そういった企業を動かすためには、企業文化を深く理解した上で、二人三脚で成果を追求することが必要だと考えている。
私のやりたいことが出来るフィールドがあるという点と、顧客に対する向き合い方の点で貴社に魅力を感じ、志望する。
BCG 一次面接 内容
平日にスカイプ を使ったWeb面接でした。
時間は30分と事前にメールで記載がありました。
こちらのスカイプIDを先方にお伝えすることで、時間になると先方からコール頂く手順のようです。
上半身のみスーツに着替え、指定されたURLにてお待ちします。
時間になりました。
コールされません・・・
5分後、携帯に電話が来ました。
私BCGの○○と申します。
ちょっと接続に戸惑っており、少々お待ちいただけますでしょうか。
天下のBCGも時間に遅れることはあるということで、お待ちしました。
数分遅れて、ようやくコールが来ました。
改めまして、BCGの○○と申します。
本日30分ほどですが、よろしくお願いします。
担当者は、入社8年目のマネージャーの方でした。
もうこれは忘れないのですが、サイ〇バニーのポロシャツを着ていました。
（私の趣味と真逆で、個人的感想として、「ダセェ・・・」と思ってしまいました。）
それでは簡単に、自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
てぃー次郎と申します。
新卒で、メーカーの○○に入社し、（簡単な業務経歴と実績を説明）。
ありがとうございます。
転職理由を教えてください。
現職の業務を行う中で、もっと経営の中枢に入り込みたいと考え、
コンサル業界を志望しております。
他の業界受けてますか？
コンサル業界のみ志望してます。
他のコンサルは受けてますか？
MBBとかATカーニーとかですか？
はい。
Strategy&なども受けております。
現在の選考ステータスは？
だいたい、1～2次面接です。
わかりました。（メモ）
では、ケースやりましょうか。
自己紹介と転職理由などに関しては、全く深掘りされませんでした。
お題考えていないのですが、趣味ってあります？
強いて言えば、銭湯巡りです。
では、日本の銭湯の市場規模を出してください。
前提として、スーパー銭湯と普通の銭湯の区別はナシでも宜しいでしょうか？
良いですよ。
進め方ですが、議論しながら進めていくか、時間を与えて先に計算をするか、選んでよいですよ。
進め方もこちらに任せられたのは、後にも先にもこれが最初で最後でした。
一緒に議論を組み立てるのは自信が無かったので、先に計算することにしました。
わかりました。
では5分でお願いします。
———-5分後———-
マネージャー：
そろそろいかがでしょうか。
私：
銭湯の市場規模は、2兆2,000億円です。
以下のように算出しました。
駅数×1駅あたり銭湯数×銭湯1店舗当たり売上×365日
=6,000×1.2×10万×365
駅ベースで求めた理由は、商圏が無いと成立しないビジネスであるため、
こちらのやり方が筋が良いと考えたからです。
マネージャー：
それぞれの数字はどうやって求めましたか？
私：
駅数
=都内600駅×日本人口/東京人口
=600×12,000/1,200
=6,000
銭湯数
=基本1駅1個、急行が泊まるような駅は2個
=1.2
銭湯1店舗当たり売上
=ロッカー数×稼働率×回転数×単価
=100×50％×4×500円
=10万
マネージャー：
ありがとうございます。他の計算方法は思いつきますか？
私：
風呂に入る回数ベースでも計算できます。
日本人口×365×外で風呂入る率×1回単価です。
マネージャー：
外で風呂入る率はどうやって求めますか？
私：
家に風呂がある人、ない人に場合分けして計算します。
家にない人は、毎日外で入る。家にある人は、週末などに入る。
マネージャー：
なるほど。ちなみに2.2兆円の妥当性どう思いますか？
私：
この計算だと、1人当たり風呂に入る回数が○○回（意味不明な数字を言った）なので、少し多いと思います。
マネージャー：
え？？（困惑）
えーっと、計算すると、2兆2000億円/1.2億人で、1人当たり、年間約2万円使っている感じだよね。
風呂1回1000円として、年間20回か。妥当かな。
私：
はい、妥当だと思いました。
（妥当なのか・・？ 少し多くない？ 自分で算出した市場規模だけど・・・）
マネージャー：
では日本銭湯協会会長だとして、市場規模拡大するにはどうしますか？（ノータイム）
私：
はい、銭湯の数を増やすのは困難なので、銭湯の1日売り上げを上げる必要があります。
先ほどの式で言うと、稼働率と単価を高める必要があります。
ターゲットとしては、ボリュームの大きい、社会人層にします。
いかに平日来場してもらうか、が大事かと思いますので、
ごはん・歯磨き・風呂すべてをセットで提供できるサービスはどうでしょうか。
仕事が終わったら銭湯に行けば、後は自宅に帰って寝るだけ、となれば独身層などにはウケると思います。
マネージャー：
でもそれってスーパー銭湯などでもうやってますよね？
食事処などは併設されている所も多いですよね。
私：
（仰る通り・・・笑）
そうですね。であると、シニア層をターゲットにします。
ボリュームは社会人に劣りますが、時間・お金がありポテンシャルが高いです。
現状、行きたくても体力的にいけない人もたくさんいると思います。
なので家までの送迎サービスをパッケージングします。
加えて、風呂から出て、囲碁や将棋などを通して、シニアコミュニティ形成が出来たらウケそうです。
マネージャー：
なるほど。
ちなみに今のスーパー銭湯のメインターゲットって誰なんですかね？
私：
平日はシニア・社会人、休日は若者・ファミリー層だと思います。
マネージャー：
シニア以外を取り込むとしたらどうですか？
私：
ファミリー層をターゲットとします。
ファミリーカードみたいなものを作りサブスクにすることで、安定収入を図るというのはどうでしょうか。
もしくは、高単価で家族風呂を提供するなども面白いと思います。
マネージャー：
なるほど。なんで今そういったサービスはされていないと思いますか？
私：
家族個室風呂に関しては、コストが高く収益を見込めないからだと思います。
マネージャー：
私もそうだと思います。それでもその提案を推す理由はなんですか？
私：
単価を極端に上げることで可能になると考えます。
コロナの影響で、身近で旅行気分を味わうトレンドがあり、そのニーズを捉えることが出来ます。
極端に家族風呂一室2万円とかにすれば、通常料金の20倍となりますし、悪くないと思います。
ありがとうございます。
ケースは一端以上です。逆質問あればどうぞ。
今回の面接のフィードバックを頂けますでしょうか。
要点は捉えられていたと思います。
供給と人口の観点から、2.2兆円が妥当かチェックしとくべきだと思いました。また、売上向上施策ですが、コロナを踏まえた話なども最初に出来ればよかったと思います。
マネージャーとして、アソシエイトに求める力を教えてください。
論点→サブ論点→ミニ論点→と議論を進めていく中で、この仮説検証を実行することですね。もし入社されたら、最初はミニ論点を設定してもらって、その仮説検証を繰り返すことになると思います。
本日の面接は以上になります。
ありがとうございました。
トータル30分弱でした。
感触としては、・・・微妙でした。
面接官の反応は薄く、暖簾に腕押しでした。
売上向上施策に関しては、面接官のリアクションが良くなかったです。
シンキングタイムが無かったので、構造化することなく、思いついた順で回答してしまいました。
正解を言うのではなく、論理的な思考を表現することが目的なので、マイナス評価かもしれません。
BCG一次面接の結果
翌日、エージェントを通じて連絡が来ました。
おめでとうございます！
BCG通過でした！！
二次面接の案内が来ております！
というこで、なんとか一次面接通過でした！
たぶんギリギリだと思います。
次回、二次面接編です！
