コンサル入社後、マネージャーに薦められた本

コンサルワーク

コンサルに未経験中途で入社直後、マネージャーに一読を薦められた本を紹介します!

 

初めに

 

上司に「ロジカルシンキング本を読め!」と言われて始めた読書ですが、その経緯は以下記事で書いています。

パートナーに薦められた書籍も紹介していますので、読んで頂けますと幸いです。

コンサル入社後、パートナーに薦められた本
未経験でコンサルに中途入社後、パートナーにおススメされた書籍を5冊ご紹介致します。
スポンサーリンク

 

書籍4選+α

 

◆『エッセンシャル思考』

おすすめ度:★★★☆☆

 

「不要なものを極限までそぎ落とし、本当にやるべきことに集中せよ」という内容です。

「どうすれば全てのタスクを消化できるのか」ではなく、「そもそも本当にやるべきタスクは何か」を考えることが重要だと繰り返されています。まさしく論点思考であり、大変参考になりました。

一方で、日常的な行動に落とし込めるかというと、私は下の職位であり、毎日次から次へとタスクが降ってくるので、「それって必要ですかね・・・?」とは言えず、またどの仕事が本当に必要なのかを考える暇があったら手を動かせ、というのが現実です。

睡眠に関する記載もあり、8時間睡眠を確保する重要性も書かれていました。ちなみにジョフ・ベゾス(アマゾン創業者)は、平日は8時間以上の睡眠を心がけ、休日は12時間以上寝ているらしいです。

 

◆『ゼロ秒思考』

おすすめ度:★★★★★


著者は、元マッキンゼーの赤羽様。

別記事でご紹介した『速さは全てを解決する』も書いている方で、著者の書籍は誰でも実践できる内容が多く、私は好きです。

この本では、思考力を身に付けるために沢山の”メモ”を書くことを推奨しており、具体的にどのような内容を、どのような形式で書けば良いのか、How toが書かれています。

簡単に言うと、思いついた内容は何でも、A4用紙1枚に、手書きで、1分以内に書き、それを10回/1日繰り返すことで、思考力を深めるというものです。

私は、断続的にではありますが、実践しています。思考力が向上したかは微妙ですが、何でも手を動かしてメモ書きする癖が付いたことで、自身の思考が整理されたり、作業の漏れがなくなる等の効果は実感しています。

すぐに作業に逃げるのではなく、自分が言いたいことを紙に書くことで思考が整理され、まとめる力やそれを伝達する力が付いたと思います。

スポンサーリンク

 

◆『イシューからはじめよ』

おすすめ度★★★★☆


有名本ですね。著者は元マッキンゼーの安宅様。

本書を読むことで、コンサルのPJ内で繰り返される「イシュー特定→イシュー分解→仮説構築→分析→スライド作成」の流れが理解できるだけでなく、それぞれのコツもわかります。

やはり、最初の部分の「イシューを見極めること」が最重要との説明があり、逆にあらゆるタスクを長時間労働で消化することは避けるべきとしています。これまでご紹介した、『論点思考』『エッセンシャル思考』にも共通する内容となります。

上司にも、「作業者」から「論点設計者」になって初めてコンサルタントだと常々言われており、いかに筋の良い「解くべき問い(=課題、イシュー)」を自分で設定できる力をマネージャーまでに磨くことが大切だと理解しています。

本書は、私のような未経験コンサルタントによって非常に有用な書籍だと思います。私もまだ2回しか読めていないので、定期的に読みたいと思います。

 

◆『MBAアカウンティング』

おススメ度★★☆☆☆(予備知識ゼロで読む場合)


会計知識を身に付けるための書籍です。

「コンサル=ロジカルシンキング」と考えていた単一思考回路の私は、「えっ、企業の財務状況とかも読めないとダメなの?」とビックリしました。実際にはクライアントが事業投資などをする際は、経済性も検討するため、会計知識・ファイナンス知識が必要です。

「財務三表って何・・?」状態であった私にとって、グロービスが出版しているこの書籍は重すぎました。ハリーポッターくらいの分厚さに感じ、読みながら何度も意識を失い、もはや最後は文字を目で追っていただけでした。。。

そこで『財務3表一体理解法』を購入したところ、非常に分かり易く、財務三表とは何か、どのような仕組みか等、ベイシックな部分は理解できるようになりました。

 

また、会計とは別でファイナンス知識も必要ですが、『ざっくり分かるファイナンス』を読みました。こちらも5周くらい読んだところ、ファイナンスの基礎知識は身に付きました。もちろんまだまだ不十分なので、今後も書籍や実務でのインプットに努めます。

スポンサーリンク

終わりに

 

この手の読書は、読了することが目的になりがちです。とはいえ、あまり根詰めて丁寧に読む込むと、かなり労力と時間が必要となるだけでなく、長続きしないと思います。

私的なベストなやり方としては、とりあえず手あたり次第に様々な本を読んでみて、その中で自分に合うと思った本を3~5回ほど読む方法です。

「手あたり次第に読む」ですが、この手の本における記載内容は重複していることが多々あります。例えば、紹介した殆どの書籍が、「論点を正しく捉える」ということに言及しています。数多くの本を読んで、重要な内容を様々な角度から習得することができます。

「3~5回読む」ですが、天才でもない限り、1回読んだだけで内容を理解し自分の行動に落とし込むことは無理ですので、自分に合った書籍は、時間を空けて何度も読むことで、しっかりと体得することができます。

上記は割と当たり前の内容かもしれませんが、私の場合は1回読んで満足してオシマイ、ということが往々にしてあるので、自戒の意味も込めて書きました。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。

 

タイトルとURLをコピーしました