【決定版】 中途採用 面接で聞かれる質問 TOP10(前編)

転職活動全般

この記事では、中途面接でよく聞かれる質問をTOP10に絞って紹介します。

これから中途採用面接を受ける予定で、どのような準備をすれば良いかわからない、という方に参考になるかと思います。

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この記事の信頼性

 

私は事業会社の中途採用面接を計20回受けております。そのため、その20回で実際に聞かれた質問を集計し記載しています。

なお選考を受けた企業は、三菱商事、三井物産、三井不動産、野村不動産、日本郵船、商船三井、川崎汽船、富士フイルム、リクルートの9社になり、その内2社からは内定を頂いております。

*他記事に載せているコンサルティングファームの面接に関しては、ケース面接メインであるため集計外としています。

*これから紹介する回答事例に関しては日系大手に刺さる内容が多く、コンサルや外資企業には向いてないものが多いです。

 

さっそくTOP10

 

第1位 「転職理由はなんですか」

 

圧倒的1位はこちらになります。

20回受けた面接の中で、19回聞かれました。

 

聞かれ方は様々で、「転職理由を教えてください」とストレートに聞かれることが半分で、残りの半分は「なぜ当業界を志望しているのか」「なぜ当社を希望しているのか」といった聞かれ方です。

後者に関しては、ほぼ必然的に転職理由も併せて述べることになるため、同じものとして集計としています。

 

回答としては、「現職の〇〇が嫌だからです」というネガティブな内容は絶対NGですので、「〇〇を実現したく現職に入社したが環境的に難しいと感じた。御社ならばそれが実現できると考えた。」という内容が鉄板だと思いますし、私はそのように回答していました。

三菱商事の役員面接では、「本当に現職では実現できないのか?手を尽くしたのか?」と深掘りされましたので、内容はしっかりと作り込む必要があります。

 

面接前の準備としては、「なぜ転職→なぜこの業界→なぜこの会社」という3つを論理的に整理しておけば大丈夫だと思います。

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第2位 「現職で注力してきた業務について教えてください」

 

こちらも納得の2位になります。20回受けた面接の中で、14回聞かれました。

新卒時で言う「ガクチカ(昨今は古いらしいですが)」ですね。

 

具体的な聞かれ方としては「現職の〇〇に関して、具体的な業務内容を教えてください」から始まり、「その中で苦労したことは何か?」、「それをどうやって乗り越えたか?」、「そこから何を学んだか?」といった流れで深掘りされることが多いです。

 

私の場合は営業経験が長かったので、「どのような商材をどのような顧客に売っていたか?」「どのようなニーズがあったか?」「どのように売っていたか?」などと聞かれることが多かったです。

三菱商事の役員面接では「本当にそのような売り方で売れるのか?」というツッコミや、野村不動産役員面接と三井物産一次面接では、「営業にとって一番必要なことは何か?」という営業の本質を問うような質問をされることもありました。

 

面接前の準備としては、「メイン業務の要約、苦労したこと、どう乗り越えたか、何を学んだか」を整理しておけば大丈夫だと思います。

 

第3位 「あなたの強み(弱み)は何ですか」

 

20回受けた面接の中で、13回聞かれました。

 

強みに関しては、素直に「あなたの強みは何ですか」と聞かれるパターンと、「現職におけるどのような経験を強みとして活かせるのか」と聞かれるパターンの大きく2パターンありました。

この類の質問は、ビジネススキル観点・ヒューマンスキル観点・経験観点のいずれでも回答できるので、相手がどのような観点での答えを求めているのか判断することが難しいです。

私は同業他社を受ける際は、現職での具体的な知見や経験(先端領域の企画経験があったため)を相手が食いつくように詳しく(多少誇張して)話していました。

一方で他業界を受けていた際は、直接活かせる経験が無ければ、明確なスキルも無かったため、「周囲を巻き込む力」「リーダーシップ」などのヒューマンスキルを回答としていました。説得力を持たせるため、必ず具体的なPJ事例を挙げてどのように他者と関わったかをリアルに話すよう努めました。

三菱商事の役員面接では、「うちに新卒入社しているプロパーの同期達と競うことになるわけだが、君はどのような強みをもって差別化できるか」という質問を投げ掛けられました。
(三菱商事の役員面接は、質問1つひとつが本当に深くシビレました。)

 

弱みに関しては、強みを聞かれた際に50%くらいの確率でセットで聞かれました

個人的に弱みの質問は、強みの何倍も難しいと思っています。単にマイナスイメージしか与えない弱みは話すべきではないので、弱みでありながらもアピールできるような内容が好ましいです。

私の場合は以下のようにヒューマンスキルに関して回答していました。

ときどき回りと歩幅を合わせることが出来ないことです。
責任感が強く、妥協をしたくありません。常に全体スケジュール通り、もしくはそれよりも早く推進したい気持ちがあります。例えば重要なプレゼンがある際は、前日にはリハーサルしたい気持ちがありますが、チームメンバーを巻き込むと強引or自己中などと思われることがあります。
責任感が強く当事者意識もある故に時に協調性を失ってしまうという内容です。最高な回答だとは思っていないのですが、自分なりに考えた中ではベストだと思っています。
弱みに関しては、「弱みをどのようにして克服しようとしているか」も深掘りされることが多々ありますので、セットで想定しておくと良いと思います。
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第4位(同率) 「簡単に自己紹介をお願いします」

 

20回受けた面接の中で、12回聞かれました。

この質問が聞かれる場合は、当たり前ですが必ず面接の一番初めの質問になります。

 

これは回答する時間が重要だと考えいます。

面接官から「〇分くらいで自己紹介してください」と指定される場合を除き、大体1分前後で回答するのがベストだと思っており、短くても30秒以上、長くても90秒以内のレンジに収まるようにしていました。

私の場合ですと、以下のような自己紹介が多かったです。

新卒で〇〇に入社し、〇年目です。
入社後は国内営業部に配属となり、法人営業と営業企画に携わりました。その後、海外営業部へ異動となり、〇〇地域における商品〇〇のマーケティング活動に従事しています。また、同時並行で〇〇PJという部門横断のプロジェクトにも従事しています。
趣味はランニングです。20キロ以上走ることもあり、色々な場所に走っていく知的好奇心と体力は仕事でも活かされております。
本日はよろしくお願い致します。

 

経歴を簡単に説明した後は、人となりが分かるような趣味の話をしていました。

業務内容の深掘りなどは、後でいくらでも質問がくるので自己紹介には入れなくて良いと思います。アピールしなきゃと詰め込み過ぎて3分以上ダラダラと喋ってしまうと、面接官から「長いな・・・」と思われ印象が悪くなりますので避けるのが無難です。

趣味に関しては、それで場が和んだりすることが多々ありましたので入れ込んでましたが、これは向き不向きもあると思います。

ここは簡潔にやはり1分前後がベストだと思います。

 

第4位(同率) 「当社でやりたいことは何ですか」

 

こちらも同率で4位です。20回受けた面接の中で、12回聞かれました。

第1位の転職理由と似ている内容です。

 

企業としては、志望度を測るだけでなく、現職に不満があるだけの人や給料目当てで企業研究などをしていない人をスクリーニングする意味があると思われます。

ここの答え方は書く必要はないと思いますが、しっかり企業研究した上で自分がやりたいことを説明する必要があります。

 

また、短期的にやりたいことを聞かれるだけでなく、「長期的にはどのようなキャリアを歩みたいと考えているか?」という質問もよく聞かれました。

私が受けた企業は先にも挙げた通り、終身雇用を前提とした典型的日系企業が多かったため、”転職後数十年働くウチの会社でどのようなキャリアを描いているのか”という意図の質問です。

「あ、途中で転職する予定ですので、長期的なイメージはないです」という答えは勿論厳禁で、ジョブローテーションを通じて様々な事業部から顧客ニーズを満たすべく業務に邁進しつつ、自社の課題にも常にアンテナを張りることで、最終的には経営層として活躍したい」という旨の回答をしていました。

野村不動産の役員面接では、「てぃー次郎さんが様々な事業部を経験した後、”人として”どのような人になりたいですか?」と言われました。この時は、「(年長者かつ経営層になったとしても)あらゆる立場のお客様の視点に立ちステークホルダーを巻き込み街をデザイン出来る人でいたい」と答えました。

 

 

前編は以上になります!

後編では第6位以降をご紹介します。

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