この記事では、コンサルのケース面接対策に使った書籍を厳選して6冊ご紹介します!
私が転職活動期に、エージェントから教えてもらったり、ネットで調べて、10冊以上は読んだ中で、本当に役立った6冊ご紹介します。
対策本の種類
まずケース対策本ですが、大きく3つに分類できると思います。
②マーケティング関連、的な本
③ケース問題集、的な本
読む順番としては、「①→②→③」もしくは、「①→③→②」が良いかと思います。
短期間で仕上げたい場合は、「①→③」で良いと思います。
では、早速ご紹介していきます!
①ロジカルシンキングとは、的な本
『地頭力を鍛える』
これ、オススメです!
コンサル未経験採用は、「ポテンシャルがある(=自頭が良い)人を採用する」ものです。
その自頭力を測るために、ケース面接をしています。
ケース面接は、「フェルミ推定+打ち手考察」という2段階パターンが殆どです。
この本は、「自頭力の概要」と「フェルミ推定」を分かり易く、説明してくれます。
「日本にある電柱の数は」という有名なテーマも詳しく解説されており、フェルミ推定に必要な考え方を学ぶことができます。
導入としては最適で、
個人的には、一番最初に読むべき本だと思います!!
『ロジカル問題解決』
こちらの本も、おススメです!
問題解決に必要な、「仮説思考」や「ゼロベース思考」という基本的マインドに加え、
MECEやロジックツリーを使ってどのように問題解決するか、という内容になります。
後半には、車内販売におけるワゴン車の売上向上施策に関して書かれている章があり、これが物語形式なので読み易く勉強になりました。
コンサル面接定番(特にBCG?)の「新幹線でのコーヒーの売上推定と売上向上施策」に近い内容なので、読んでおくと為になると思います。
ロジカルシンキング本は大量にありますが、ケース面接対策とすれば、上記2冊を読めば十分なんじゃないかと思います。
②マーケティング関連、的な本
マーケティング本は、この1冊だけおススメしたいと思います。
『マーケティング実践講座』
この本は、ざっとでも読んでおいて損はないと思います。
実際の企業のケーススタディでマーケティングを学ぶ形式になっており、ホンダやサントリーの事例などが載っています。
特に4Pや3Cに関して、①の書籍で紹介されている以上に具体的な活用方法が書いてあり、勉強になりました。
アンケート項目の作り方など、ケース面接には不要な部分も結構ありますので、そういった所は端折って良いと思います。
③で紹介するケース対策問題集をやって、回答がマンネリ化した際にも効果を発揮すると思います。
③ケース問題集、的な本
『現役東大生が書いた 自頭を鍛えるフェルミ推定ノート』
超王道。
たぶんコンサル面接を受ける90%の人が読んでいる本です。
コンサルに特化したエージェントからも、これは読んでおいてくださいと言われました。
これは、実際に自分で解いてみることが重要です。
特にフェルミ推定は、基本パターンは4つしかありませんので、パターンを覚えて当てはめていくだけです。
30個の問題が載っているので、とにかく解きまくることで、「問題を見る→どのパターンか考える→計算する」という一連の流れが身に付きます。
『現役東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』
先ほどの兄弟本。
こちらもエージェントからやっておいてください、と言われました。
フェルミ推定をやった後、もしくは同時並行でやって良いと思います。
答えを覚えるのではなく、
「前提確認→現状分析→ボトルネック特定→打ち手立案→打ち手評価」の流れと、
各フェーズでの手法を覚えて引き出しを増やすことが大切です。
批判も聞くのですが(打ち手が自社・他社の強みを検討していないなど)、打ち手考察の最初の一冊はコレで良いと思います。
やっぱり、「明確な答え」が載っている問題の方が安心するじゃないですか。
(この時点でコンサルタントに向いていないかもしれませんが・・・笑)
『過去問で鍛える自頭力』
この本は、上の2冊が終わってからやりました。
こちらは、フェルミ推定と打ち手考察の2つの内容が1冊にまとまっています。
あまりフレームワークは使わず、
課題に対してどのようにアプローチ・思考するのか、といった回答解説が書かれており、
東大生シリーズに飽きてきたタイミングあたりでやるとGoodでした!
最後に
ケース面接は、どれだけ対策したかで結果が大きく変わってくると思います。
余程の天才ではない限り、面接内容が分かっているのだから、対策するべきです。
基礎知識を習得した上で、とにかく自分で問題を解き切ること・それを数多く繰り返すことが、内定確率を高める唯一の方法かと思います。
この記事でご紹介した書籍達が参考になれば幸いです。