戦コン内定のために10万円の情報商材を買って勉強した話

転職活動全般

この記事では、私が未経験中途でのコンサル内定を目指し、約10万円する情報商材を買ってケース面接対策した話について書いています。

コンサル内定に向けてケース面接対策をしていると、誰しもがマンネリ化を感じるタイミングがあり、その際にネットで情報収集すると情報商材を見つけると思います。「買ってみようかな・・・」と一度でも思ったことがある方におススメの記事です。

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なぜ購入しようと思ったのか

 

大きく2つです。

①ケース面接対策に手詰まり感を覚えたから
②内定確率を1%でも高めたかったから

当初は対策としてオーソドックスな「現役東大生が書いたシリーズ」や「過去問で鍛える自頭力」などの書籍を使って勉強していました。

具体的な書籍名は以下記事を参照

コンサル ケース面接対策本6選
コンサルのケース面接対策本を6冊ご紹介します!

しかしそれらの書籍を約3周くらいやったあたりからフェルミ推定にしろ、売上拡大施策にしろ、解法を暗記してしまうことになり、ただただ暗記した内容をアウトプットするだけになってしまいました。

昨今のコンサルは採用判断軸が画一化されているので、解法の暗記のようなテンプレ的対策自体はかなり意味があると思っています。一方で何か違う対策をしなければこれ以上内定確率アップには繋がらないなと思い始めました。

大抵の場合、もうこの時点でコンサル各社の面接を受けて良い(これ以上やっても内定確率は差ほど変わらない)と思います。しかし私は心配性&用意周到なタイプなので、これ以上は対策のしようがないというレベルまでやってから面接に挑みたかったのです。

 

ケース面接対策商材を調べる

 

色々と調べてみたところ、以下の様なサービスがありました。

1.戦コン出身者が講師となって開催しているケース面接対策講座

数か月に渡ってトップTierコンサル出身者とマンツーマンで約10-30回の講座を受けるというもので、値段は数十万~100万くらいのレンジが大半でした。

高い!!高すぎる・・・。もちろん、「内定したら生涯年収で下手したら1億円変わってきますから100万円なんて安いものです」というロジックは分かるのですが、落ちても返金制度はありません。

2.現役コンサルタントが販売しているケース模擬面接

こちらはココナラなどで販売されている単発のケース模擬面接になります。オンラインで実際に模擬面接を実施して頂き、フィードバックを受ける内容になります。時間は30-60分で、単価は数千円~数万円までと幅があります。

出品者のプロフィールを拝見すると、ただ「コンサル勤務経験あり」としか書いていない方から過去に戦コンで採用責任者経験がある方までいらっしゃいました。

3.戦コン出身者がケース面接対策をまとめた商材

戦コンで面接官の経験もあるような方(要はマネージャー以上)が巷の書籍には書かれていないようなケース面接Tipsを記載した教材(PDF形式)で、価格は5万円前後が多かったように思います。

実際のケースお題に対して、戦コン面接官経験者ならどのように解くのかをnoteにまとめて販売しているものあり、価格は500~数千円です。

 

以上のように、コンサルの人員拡大、就活先・転職先としてのコンサル志望者増加を背景として、コンサル受験者をターゲットとした商品・サービスは数多く販売されています。

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実際に購入してみた

 

私が購入したものは上述3の商材で、2つのコンテンツになります。

1つ目は、元MBBにて採用責任者も務めらた方が販売していたケース問題のnoteになります。内容として、ケース問題(フェルミ1問・売上拡大戦略1問)とその回答が記載されているものになります。料金は約1,000円です。

2つ目は、元MBBマネ(上述note著者とは異なる)の方がまとめたケース面接対策教材になります。面接での話し方、フェルミ推定の求め方、ケース面接のパターンとその解法などが詳しく説明されています。100ページ以上のボリュームです。料金は約10万円になります。

 

実際に使ってみた感想

 

noteのケース問題に関して

買って良かったです。実際に採用担当をされていた方であればどのようにケースを解くのか、どのクオリティーまで回答すれば通過するのか、といった内容が解説されていた点が巷の参考書では得られない貴重な情報でした。ただ1問で約1,000円と思うと割高感はありました。

noteに関しては結構多くの方がケース面接問題&回答を出していると思いますが、商売目的が強いものも多くみられるので、著者の経歴などをしっかり調べて信頼性の高いものを選んだ方が良いと思います。noteの問題を沢山買って勉強するやり方だと出費がデカいので、あくまでケースを解く際の構造化やロジカルな考え方を自分の中でパターン化できたけれども、何となくまだ不安という場合に利用してみるのはアリだと思います。

 

10万円したケース面接対策教科書に関して

こちらも内容としては良かったです。(これだけのお金払ってオワッタコンテンツだったらどうしようかとビクビクして買いました)

戦コンを受ける殆どの方が、東大生が書いたシリーズなど巷の書籍で勉強していることを考えると、私のような平凡人間は彼らと同じことをやっても平均点しか取れない(戦コンには入れない)ので、もっと実践的かつ踏み込んだ内容のコンテンツであった点が非常に参考になりました。

例えば、ケース面接での話し方に関してダメな例と良い例が超具体的に記載してあったり、セグメント分けに関してもダメな例(なんでも年齢で切る)と良い例(意味のあるセグメントで切る)が超具体的に書いてありました。また、MECEの存在意義や効果的な使い方に関しても詳しく解説してあり、分かり易かったです。

やはり、王道の参考書での演習を繰り返しやっていると、とりあえずMECEに構造分解→ターゲット選定のために年齢・性別等でセグメント分け→打ち手選定というどうしても「これ他の人が解いても全く同じようなこと言うよな」という何とも言えないレベル感で停滞してしまうことが多いと思います。

そのような状態にあった私にとっては、MECEの効果的な使い方や、意味のあるセグメントの切り方、打ち手の深掘りの仕方・必要な深度、ケース特有の話し方を学べたことは有意義だったと思います。

ただ10万円という価格を考えると、ちょっと割高かな・・・と思いましたので、信頼できるコンサル勤務の友人やエージェントがいればその方々にケース模擬面接&フィードバック頂くというやり方が一番良いのではないかとも思います。

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最後に

 

いかがでしたでしょうか。

ここで私が買った10万の商材を紹介してしまうと、この記事の信憑性が著しく落ちるのでそのようなことは致しません(笑)

お伝えしたいこととしては、ケース面接対策をしていると必ず「なんか参考書の解放を暗記してしまって成長している感じがしないし、かといって今受けても受かる気はしない」という状況が訪れると思いますが、そのような際にはこういった巷に溢れる情報商材も検討の範囲に入れる意味はあるということです。

しかし一方でかなり高額で売っているものもありますので、信憑性が高いものに絞って検討するのが吉だと思います。具体的には、製作者の実名・顔出し・経歴が紹介されており、それが事実であることが確認できることが必要だと思います。

 

ここまで徹底的にケース対策をして何とかギリギリで内定をとる人(=私)は本来戦コンに入るべきではないとは思うのですが、やはり内定を目指すからには確率を1%でも上げたいという熱い気持ちは大事で、周囲よりキッチリ対策をしたい人は情報商材購入も一度は検討すると思いますので、そのような方に参考になれば幸いです。

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