コンサル中途入社1年での市場価値

コンサルワーク

この記事では「中途未経験でコンサルに入社して1年で実現できる市場価値」について書いています。

具体的にどのような企業からオファーがあるのか等ご紹介致します。

はじめに

 

私は、市場価値向上を目的の1つとしてコンサルに未経験入社しました。

では、転職から1年経った時点で、市場価値はどうなったのか。

 

この中途入社1年後の市場価値に関しては、入社前から気になっていたのですが、有益な情報は得られず、でした。

当時気になっていた理由としては、「コンサルで歯が立たず1年で去る決断をする際、どういう転職先があるのか」というリスクヘッジ観点でした。

 

もちろん最低数年は在籍する意思はありましたが、自分がどこまで通用するのか分からず、当時はネガティブシナリオとして検討していました。

結果として、今は中途入社から複数年経っており、この心配は杞憂に終わったわけですが、情報としてはニーズがあると思いますので、参考になればと思います。

 

中途入社1年後 時点の私のスペック

 

・年齢:アラサー

・学歴:慶応大卒(文系/学部卒)

・職歴:大手メーカー(複数年)→コンサル(1年)

・職種歴:大手メーカー(営業→企画)→コンサル(戦略)

・コンサルでの役職:スタッフ層(マネージャー未満)

・語学:日本語のみ(英語むり)

 

以上が簡単なスペックです。

市場価値としては、①転職サイトでの企業からのスカウト観点②自身の肌感覚の2点から述べていきたいと思います。(スカウトメールはヘッドハンティング程の意味は持ち合わせないと思いますが、指標としては参考になるかと思います)

 

市場価値(転職サイト)

 

コンサル入社から1年経ったタイミングで、職務経歴書をアップデートしました。
(それまでは完全に職務経歴書は放置しておりました)

そこから約1か月以内にスカウトがあった主な企業は以下になります。
(主に、ビズリーチ、OpenWork、AMBI等の転職サイト経由)

・KDDI(法人営業)
・三井化学(マーケティング)
・岩谷産業(営業)
・日本M&Aセンター(営業)
・楽天(企画)
・Amazon(プロダクトマーケティング)
・電通デジタル(データアナリティクスコンサルタント)
・日本HP(法人営業)
・ビズリーチ(インサイドセールス)
・日本IBM(ITソリューション営業)
・ユーザベース(コンサルティングセールス)
・戦略コンサル(戦略コンサルタント)
・総合コンサル(戦略部門)
・総合コンサル(IT部門)
・膨大なスタートアップ(企画部門が大半)

という感じです。

雑感ですが、思ったこととしては以下です。

・JTC在籍時よりは多様な企業からスカウトが来るようになった
・とは言え、市場価値が上がったと自覚するような企業からのスカウトは無い感覚
大手企業の経営企画のようなポジションのスカウトは来なかった
コンサルからは大量に求人が来る(特にアクセンチュア凄い、怖い)
コンサル以外は前職の営業経験を踏まえてか営業職種が多い(しかし、HPやIBMのお誘いは前職時代は無かったので、コンサルを挟んでいることがお声がけの理由になっている感はあり)
・いわゆるJTCはKDDI、三井化学、岩谷産業の3社しかなく、コンサルで経験年数が少ないとジョブホッパーになる可能性も疑われているのかJTCには興味を持っていただけない可能性が高い
・毎年選考会への参加依頼連絡があった、東京海上と商船三井からの連絡が来なくなった

 

まとめると、色んな企業からスカウトメールは来るようになったけれども「おお!こんな企業のこんなポジションが!?(某CM風)」という嬉しいお誘いは無かった、という感じです。

 

市場価値(肌感覚)

 

個人的な感覚としては、「1年勤めただけでは、全く市場価値は上がらない」というものです。

理由としては、以下2点です。

①そもそも1年間コンサルに勤めて体得できたスキル・知見は限定的であり、当然各社の採用担当者もそれは理解している

②むしろ現職に1年間在籍しただけで転職検討している人は、(特にJTCには)ジョブホッパーだと捉えられる可能性が高くマイナス評価になりうる(実際の面接でも、転職理由は心苦しいものになりがち)

 

①に関しては、自分としてもようやく少しは価値を出すことが出来てきたものの、まだまだ勉強しなきゃいけないことで溢れいてるという状態ですので、コンサル1年を挟んだだけで「私は1年間コンサルに従事する中で〇〇を体得しました!!絶対に御社に貢献できます!!」とは到底言えないです。

各社面接官もそれはわかっているので、「JTC辞めてコンサルに飛び込んだコンサルの下っ端」くらいにか捉えられないと思います。

 

②に関しては、採用側としても、現職在籍1年で別企業への転職を検討している候補者に対しては、転職動機等で疑いの目を持ちがちだと思いますので、1年で転職活動すると結構厳しいものになりそうです。

特にJTCは自社で長期的なキャリアを築いてもらうことを前提としていることが多いため、1年ですぐ辞めるやつにはあまり興味が無い、というのが正直なところだと思います(なので東京海上や商船三井からの選考会参加依頼は来なくなったと推察)。

 

終わりに

 

いかがでしたでしょうか。

「いや、ちょっと待て、じゃあコンサルで何年やったら良いのよ?」という質問があると思いますが、個人的な解としては「3年以上在籍かつ1度以上プロモーションしていること」だと思います。

3年勤めれば、コンサルスキル・特定の業界知見は習得出来ているでしょうし、加えて1度はプロモーションしていることで人材として最低限の質を担保出来ると思います。

 

やはりコンサルに中途入社し1年間で再度転職というのは厳しい気がします(コンサルの他企業であれば問題なさそう)。

特に大手JTC→コンサルという決断をしたものの、早期にコンサルを辞めるとなると、前職大手JTC以上の企業に行くことは困難にも思えます。

なので、今後コンサル転職を考えている方は最低3年はコンサルで歯を食いしばると思って転職する必要がありそうです。

 

以上になります!!

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